• 人間の手のひらや足の裏の汗にしても、もともと必要な滑り止め

    私達人間の祖先は、手のひらや足の裏の汗にしても、もともと必要な滑り止めでした。

    今でもアフリカの原住民で想像できますが、槍や棒を持つ際にも、裸足で素早く滑らずに走るためにも、乾いた皮膚では上手くできないものです。

    汗による湿り気があるからこそ滑り止めの効果になったのです。

    例えば、現代人でも年配の人になると、お札の枚数を数えたり本のページをめくったりするときに指にツバをつけます。

    他には、バッターボックスに向かう野球の選手が手にツバをつけてバットを振ることもありますし、職人さんが道具を持つ時にツバを手に付けて持つ場合もあります。

    これらの場合のツバは、汗のかわりに滑り止めの役目をしているわけです。しかし今日では、なにかにツバをつけること自体が「汚い」と思われてしまう時代になっているようですね。

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