• 多汗症の方の苦しみは、健常者には想像できないレベルです。

    いつも汗をかくときには顔が火照り、心臓の鼓動が速くなり、あっという間に全身に汗が出るそうです。とくに、額から頭部の汗は首からつたってアゴから落ちるほどなんだそうです。

    とてもひどい場合には、顔の火照り、動悸、めまいが止まらなくなってしまい、いまにも倒れそうな感じになるそうなんです。

    さらに通勤の途中でそんな症状が起きるたびに電車を降り、気持ちを落ち着かせてからまた乗車し、またそれが起きると次の駅で降り、というぐあいで、会社につくころにはすでに疲れきってしまうとのことです。

    そうなれば当然、仕事中もこうした症状が出るので、気持ちが穏やかになる時間は帰宅したとき・・というお話です。

    外に出ている間は、神経を張りつめてばかりだそうで、汗をかいたあとは、一気に身体が冷え、肌着も濡れているので、よく冬場は風邪をひくそうで、更にお腹や足が冷えやすいので足の裏はなかなか温かくならないそうです。

    多汗症の方の話を伺っているだけで、涙が出そうな思いです。

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  • 多汗症に悩む患者さんには、共通する特徴があることが多いのですが、その第一は性格です。

    多汗症のみなさんは例外なく真面目で、完璧主義に近いほどに頑張り屋さんの人が多いようです。当然に負けず嫌いな面が強くもありますし、更にかなりの恥ずかしがリ屋さんでもあります。

    言い換えると、1人の人間のなかに、外に向かう性格と内に向かう性格が混在しているような状況ですが、これは裏表のような関係ですので、なにかと対立し、葛藤してしまうのです。

    そのような性格の人の場合は、多汗症の対策に関してもとても熱心に立ち向かいます。全力で自分で調べあげるなどして、はじめはなんとか自力で治そうとします。

    ですが、ある面恥ずかしがリ屋でもあるので、なかなか他人に自分が多汗症であることが打ち明けられず、一人で悩みを抱え込んでしまうのです。

    もしくは、勇気をだして家族や親友などに悩みを打ち明けても、逆に「そんなことで悩んでいるのか」といわれてなおさら落ち込んでしまう傾向もあるものです。

    結局は自分への意識が強いだけに、傷つきやすくもあるのです。そうこうするうちに、いつまでも治らないもどかしさや、専門でない医療機関でいい加減な対応をされたりするうちに、他者にも自分にも頼れなくなってしまい、どうしていいか分からなくなってしまうのです。

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  • 多汗症は、分かってもらえない苦しみ・悩みがありますね。

    運動したときや暑いときやに汗をかくことはあたりまえです。あたりまえどころか、実は生命にかかわる大事なことなのですが、病院に行かなければいけないほどの患者さんたちの汗のほとんどは、暑くもないのに突然出てくる多汗症なのです。

    「なにもしなくても私の汗は、でてくるんです」
    「授業の最中に暑くもないのに汗がでてくるんです」
    「汗がひどくて、就職したのに仕事ができません」
    「彼氏ができたのに、手が握れないんです。汗だらけの手で嫌われるのが怖いです」

    そして、多汗症で悩む方はもっとひどい方もいらっしゃるでしょう。

    「靴の中に汗がたまるほど、足の裏から汗がでます」という方。「ママの手はべたべたして嫌だ」と子供に言われたお母さん。「女子高生ですが、クラスメイトに臭いとゴミあつかいされて、それが夢のなかまでついてきます。朝起きると涙を流すばかりです」と切々と書いてくる女子高生・・

    ほんとうに悲惨な現状が多汗症の方にはあるのです・・

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