多汗症の薬は何か・薬局・手掌・わき・精神性の場合

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多汗症改善.comでは多汗症・手汗・わき汗の原因と治療対策など関連知識を解説しています。

多汗症の薬は何か・薬局・手掌・わき・精神性の場合

多汗症に効く薬は何か知りたい・・と言う方も多いでしょうね。実際に薬物による多汗症治療法はいくつかありますが、まずは残念ですが、薬局で手軽に買えて効果もバツグン・・という薬は存在しません。

薬局に行くと制汗剤というものも売っているのですが、あくまでデオドラントスプレーとして、外から一時的に付ける薬で、体の中から止めるモノではないので、効果はあまり期待できません。

汗を制御するのは交感神経ですが、飲み薬などはその作用を鈍らせるものです。しかし、交感神経ですから人間の体の機能に必要不可欠なわけで、これを鈍らせてしまったら命の危険もあります。副作用は必ず出ます。

では副作用が出ない程度に弱くしたら・・と言われそうですが、そんなレベルで治る多汗症なら誰も苦労はしていないのです。

次は薬を直接特定部分に注射する方法があります。まず一つはアルコール薬を神経に注射するブロック注射というものです。

しかしこれはリスクもある治療法で、肺がつぶれたままになってしまう気胸を起こす場合があります。また、確実に多汗症が止まる保証もなく、全身麻酔も必要になってきます。

もう一つは、ボトックス薬を直接手のひらに注射する方法で、これは手掌型・精神性型の多汗症の場合はかなり効果が高いです。(わきがには効果無し)。

ただし、3・4か月で効果が消えてしまい、その度に10万円ほどの費用がかかります。しかも、ボトックス薬はボツリヌス菌の毒素を使い筋肉を麻痺させてしまうので、手の握る力が落ちてしまって、最悪の場合は物がつかめないような副作用があります。

いずれにしても、薬で部分的にでも無理やり汗を止める方法は、予想も出来ないほどの副作用やリスクを伴うことが多いです。

汗は恒温動物である人間の体温維持には絶対に必要で、汗が欠けなくなったら熱中症で死んでしまうわけですし、一部で出られなくなった汗は他の場所から出ますから、また別の悩みが出てしまうものです。

多汗症の薬を使う前に、まずはリスクやデメリットが少ない、精神療法や自律訓練法で試してみてからでも遅くはないのです。

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