多汗症の対策・手掌・わき・顔・精神性について
多汗症の対策と一言で言っても、ものすごく広い範囲になります。本格的な薬物・手術による治療から、精神性療法、自律神経を整える訓練・体操やツボマッサージ、漢方薬やデオドラント剤などいろんな対策があります。
多汗症の本格的な手術や治療については別のページでお話していますので割愛し、ここでは簡易的なデオドラント対策についてお話します。
まず、近年では多汗症対策用のデオドラントスプレーなどのエチケットグッズなどが市販で手軽に買えるようになっています。
一般的なデオドラントスプレーというと、「消臭効果」や「サラサラパウダー」など、汗が出た後の爽快対策のように思われがちですが、実は「制汗」つまり汗を止める効果がある製品もあります。薬局に行けば、制汗剤として買うことができます。
具体的に言うと「収れん剤」と呼ばれますが、「クロルヒドロキシアルミニウム」や「パラフェノールスルホン酸亜鉛」などがよく使われます。
これらは金属塩と呼ばれるもので、汗の中に含まれるタンパク質と反応し凝固物を作り、汗腺の出ロを塞ぐことで汗をおさえるのです。
ただし、この制汗剤による対策は、やっぱり一時しのぎであって、多汗症対策・・と言えるほどの効果は実は期待できないのが現状です。
むしろ汗を止めるよりも、出た後の臭いを抑えたりサラサラ感を持たせるためのパウダーだったり・・という面があります。
また、使える部位も限られてくるでしょう。顔や頭にはなかなか塗れませんし、手の平（手掌）もパウダーだらけになったら困ります。使えるのは、わきの下や足裏など見えない部分に限られるかもしれません。
もちろん、安い物から試してみるのも良いのですが、やっぱり、もっと安く出来て根本的な多汗症体質を改善できる対策方法が良いですよね。
そこでおすすめする多汗症対策は、やっぱり自律訓練法であったり、ツボのマッサージだったりします。